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全労連の古賀会長が盛んにベースアップを経団連に要求して

交渉した結果、6年ぶりにベアが上がるとのことです。

サラリーマンの方達には朗報ですよね!?

しかし、東証に上場しているいわば大企業への事前回答では、

約半数以上(60%以上)の企業では、ベースアップを行う予定はなく、

12~16%の企業のみがベースアップを実施する予定があるとのことです。

ベースアップは昇給や一時金(ボーナス)とは異なり、

社員の賃金水準を上げてしまうことは、定年までの賃金カーブが

ベア前の賃金カーブと比べて、高い水準になってしまうので、

当初の賃金体系より従業員の生涯賃金額が増えることになります。

例え、500円のベアであっても全従業員でみれば、とても大きな金額になります。

昇給や一時金での支払いでは、景気や業績により、

その状況に見合った金額で調整出来ますが、

ベースアップは定年までの一生涯の人件費が膨れ上がるため、

経営上ではとても負担になるため、企業側はリスクがあります。

先行きが見えない現状では、会社側もベースアップにためらうことは

しかたのないことかもしれませんが、

GDP(国内総生産)を下支えしているのは、まさに個人消費です。

会社側が社員に利益を還元していくことで従業員側も個人消費に回す

余裕が生まれ、景気が回復傾向に向かうことにもなるので、

是非、経営側の役員たちには、今後の日本社会やアベノミクス実現のためにも

智恵を絞ってベースアップを実現してもらいたいものです。

サラリーマンは特に昇給やボーナスよりも安定した毎月の給料が

少しでも上がるからこそ、計画的に消費行動に移すことが出来るのだと思います。

話は少し反れますが、中国はこの10年間で約3~5倍の初任給が上がっています。

日本はここ10年間、初任給は変わらない状況です。

このままでは賃金ベースが安い海外に拠点が移行してしまい、

日本も東南アジアに合わせた賃金水準に向かうことも予想されます。

僕は日本社会は、もっともっと進化し続けるために・・・

高みを目指していくために・・・

経営者の方々は利益を従業員に還元して従業員を覚醒させて

日本の発展に寄与してもらいたい。。。

本日も最後までお読みいただき、有難うございました。

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