埼玉という立地は、東京に隣接していますが、

新宿、池袋を起点としても電車で約30分~1時間半ほどの距離があるので、

埼玉で商売していても人の流れが東京に向かってしまいます。

埼玉の店舗運営は、それなりの工夫が必要なエリアだと感じております。

古本屋さんも調べてみると実に多くの古本屋さんがひしめき合っています。

東京エリアと商圏が重なるので、そのあたりをどうカバーしていくのかが、

商売を続けるポイントになると思います。

埼玉県内の古本屋さんは、近年の若者の本離れや、インターネット古書店の台頭、

大手チェーン店の拡大、キンドルなどの電子書籍化などのあおりを受けて廃業する

古本屋さんが後を絶たないのが、実情です。

こういったリアル古本屋さんの特徴としては、ベストセラー本などの

人気が出ている本よりも需給バランスが崩れた需要はある一定量あるのに

供給が著しく少ない本、ニッチ本の取扱いをしている店舗が多いことが挙げられます。

以前は、こういった本も古書組合や地域密着型の買取で手に入ることも多かったのですが、

今はインターネット普及により、そういった本がリアル店舗には回らずに、

ネット古書店や個人でのオークションに流出しているのです。

そのため、どうしても利幅が大きい古本で店舗代を支払いながら、

売上げを伸ばすことが出来ないようです。

今の時代の古本屋さんは、リアル店舗より、バーチャル店舗(独自ドメイン型)での

販売や買取が今後ますます拡大していくのは目に余る状況です。

古本屋さんのあり方も埼玉のみに留まらず、

全国展開、さらにはアジアを含めた海外に目を向けていく必要があると思います。

買取や寄贈いただける古本の冊数が増えれば、増えるほど

買取額も今までより高い金額を提示出来る余力がありますし、

弊社に置き換えると就労支援の安定的な仕事の供給にも繋がります。

大手チェーン店にはない個人店の独自色を鮮明に打ち出し、

個人店の古本屋さんを盛り上げていきたいところです。

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