亜弓の「王子とこじき」初日。亜弓さんのスターの輝きはすごく、12秒で着替えまで。

姫川亜弓をみているのではなく、王子とこじきに心奪われる観客。

一方、マヤの楽屋では人形の首が舞台でおちてしまうが、

マヤの天性の舞台度胸で、それさえも切り抜けて拍手喝采だったのだ。

私は、このあと「王子とこじき」を買って、真ん中を妊娠中読んだのですが、

ガラスの仮面でわかる世界観以外、例えば外に出た王子が、

餓えや病気に苦しむ人へ絶望や悩むシーンは、

なんとなくブッダなどと類似するようなところが少しありましたね。

ただ、こちらは裕福だった人間が、好奇心から城から出るというものなので、話は別物。

たず、マヤの素質を見抜いた人物がようやく何人もあらわれてきたのも、この頃でしょうね。

原田先生も、マヤの舞台あらしを恐れ、もううちでは使えないと判断する。

桜小路にオンディーヌに誘われても、

今の場所で演劇に打ちこみたいと告げるマヤも、ひたむきでいいですね。

場所がかわり、ラーメン屋で働いているマヤの母が咳き込み、血を吐いていた。

マヤは、その後バイトのかけもちで演劇サークルの小道具運びや下働きをする。

演劇先の幼稚園で、白雪姫を1人でやっていたのも演劇サークルから、プライドを傷つけたからと首になる。

でも、それだけマヤに実力があるということ。

後半は、「嵐が丘」にスカウトされ、キャサリン役をマヤが。

ヒースクリフ役、良は、マヤにだんだん惹かれていく。

舞台、演出ではない情熱を感じる真澄、桜小路。

マヤは桜小路を友達としてみている。

だから桜小路の好意も、からぶりに終わってしまい虚しさが残る桜小路。

なんか、損なやつですよね。彼。

でも、舞台をみに応援…。いじらしい。

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