空き地でスネ夫のロボットがうらやましくて、ひねくれまくるのび太。

ドラえもんにかっこいいロボットがほしいとねだり、飽きられてドラえもんは涼しいところへ。

のび太がドラえもんを追って、どこでもドアをくぐると、ドラえもんの頭に似た変なボールが転がっていた。

のび太は、それを持ち帰り、ボールに寄せ付けられてふってくるロボットのパーツは、

ドラえもんの道具のおかげではないと知る。

大きくて保管場所がないため、鏡面世界に持ち運び、組み立てたところを、

しずかちゃんを誘い、泳いだりするのび太。そしてロボットに、ザンダクロスと名付けた。

 

北極にて、シロクマをヒラリとかわす女の子。

何もまだセリフがないと思っていたが、何か通信機で探しているみたい。

そのうち鏡面世界で、ザンダクロスがビルを破壊しずかちゃんはショックを受ける。

ザンダクロスは、ただのロボットではなく、兵器だと知った三人。

決闘の時間、空き地に呼び出されたはずののび太に変わり果てた、女の子が来た。

北極にいた女の子だったが、この子はのび太と裏山で出会い、

リルルはザンダクロスを探しているので、案内をするがリルルは、タケコプターなしで飛べる!

リルルは、のび太にザンダクロスの脳をなくしたと言われて落ち込んでしまうが、

今日のことを秘密にしてと頼んで、いったん引き返していった。

 

その夜は、リルルはだれかと通信。兵器?基地の完成?

のび太はいてもたってもいられなくなり、鏡面世界に覗きにいったら町を取り壊されて

リルルから地球人の捕獲計画があると知らされた。

 

でも、のび太だけは特別扱いしてあげるとかいっていたが、

そのうちリルルはのび太たちと触れあう中で、計画に逆らったり、迷う部分があらわれていく。

 

しずかちゃんがケガをして倒れていたリルルを助け、治療していたら、

「こわれた私とあなたに何の関係があるの?」と、リルルが。

多分、命として扱われたことがないんだろう。

かついできて、せっせと看病するしずかちゃんを攻撃した一面もあったが、

結局ほっとけなくて、しずかちゃんは、またリルルを寝かす。

 

人間のすることがわからないリルル…。

ついに鉄人兵団がせめてきたが、人がまったく姿をみせない。

まして、隠れた様子さえない(現実世界を悟られたらアウト)ことで、

捜索を更に拡大すると。マズイ展開になった。

リルルはのび太と合流して、司令に報告に行くというが、

「人間を知った。人間を滅ぼしたくない、複雑な心があり、奴隷狩りをやめてくれ。」と、

必死に訴えるリルル。

リルルは祖国を裏切れないと、泣いてドラえもんに助けを求めた。

 

そして、現実世界がバレて、三万年前のメカトピアにいって、

最初に作ったロボット以降の歴史を博士に話す。

 

良い方向へと思い続けた研究が、歪んだ発展をしてしまった。

と頭脳の改造をする博士。

 

ラストは、敵に囲まれていたジャイアンたちの前でロボットが消えていく。

謎の勝利と喜んだドラえもんたちだが、戻ってきたしずかちゃんから、

リルルが犠牲になり、地球を助けてくれたと打ち明けられた。

 

学校で居残りさせられていたのび太は、リルルは生まれ変われたか気がかりみたいだったが、

教室の窓を横切ったリルルは笑顔だった。

生まれ変わったリルルをみんなに報告しに行ったのび太。

そこで、おしまいです。

鉄人兵団では、リルルの迷いが、人間への気持ち。

昔博士に作られた、ロボットたちの持っていた思いやりは三万年をこえて、

リルルとのび太が出会ったことで結ばれたし、

メカトピアの民も人間もかけがえのない命にかわらないと、

リルルが勇気を出して訴えてくれたから地球は助かったんだと。

それから、リルルとしずかちゃんのやりとりも、

子どもの頃から鉄人兵団では1番好きなところで、何度も読んでいました。

着せ替えみたいに誘い、喜ぶしずかちゃんと、

「一人で着替えるわ」と、やっかみがっているリルル。

リルルの生まれ変わりと、その後を想像すると…。

<瀬名 秀明先生の著書はマッタツ書店で買取しております>