八軒、牛舎で産まれたばかりの牛と母親が、すぐに離されることに母親に説教垂れる。

御影家で夏休みバイトが決まり、少したつころ。

御影は馬の仕事に就きたいと八軒に打ち明ける。

家を継げないのに、跡取りになれというプレッシャーのせいで我慢してきたのだという。

毎朝5時から良く働いていたが、

ついに疲れが溜まったある日、町営牧場の牛が混ざってしまった。

それに、一台のスーパーカブ。バイクからこけた男は、なんと八軒のお兄さん。

東大に入っていたはずなのに、大学をやめたそうで、

しかも今はラーメン屋で働いているそう。

兄さんが作った激マズラーメンを食べてゲームオーバーになる、

八軒と御影家一同だが、おばあちゃんは、コイツをすすっているっ!強い。

さすが開拓民っ。

駒場の双子がもぎたてのトウモロコシを差し入れしてくれたり、

絞りたての牛乳を味わい、「反応が素直でおもしろい。」と、

御影のおじいさんに、きちんとしたものを食べさせてくれてたからだろ。って…。

バイト代を何に使おうか考えていた矢先、牛乳が全部こぼれるというアクシデント。

牛乳の買い取り価格や失敗を、くよくよしたが、

「働きを認めたから給料があるんだ。」弁償も申し入れたが、損失の弁償も断る御影一家。

その後、とうとう育てていた豚丼の出荷が近づいて、豚一頭いくらするか富士先生に聞く八軒。

肉になった豚丼を買い取る決意をして、いよいよおわかれをした。

豚丼の肉を、何に使うか。

出荷、そして加工を終えたと富士先生が教室に迎えにきたところで、3巻のおしまいです。

一生懸命働いて、生きている命、それから家畜がくれる恩恵を八軒は考える。

一般学生の八軒は酪農のことは、良くわからない。

一般の消費者の立場みたいな意見がいつも八軒から出るのだ。

寮があるからと流れてきた八軒なんだけどね。

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