残酷なデスゲーム「BR法」。

それはクラスメート同士の倒し合い。

大人たちが子供に怯え、作ったイカれてる新しい法。

高齢化、年々少年犯罪が低年齢化。

多発する犯罪、税金を納めないなんとかの人々、

年金未払い問題、失業率に歯止めがきかない。

そして、超少子化社会になった、全体主義国家「大東亞共和国」ー。

金がかかり、出来損ないの子供なんかいらない。

倒しちゃおうプログラムで子供を減らしちゃおうっ★

ってことですね。

対象になるのは中学3年。

施設で育った七原秋也。

修学旅行へのバスの中、突然の眠気、バスの運転士のガスマスク・・・。

起きたそこは、木造の校舎。

「選ばれました。」と運ばれてきたのは、担任の死体が入った寝袋。

出席をとられ、武器と地図を頼りに教室を抜けていくクラスメート。

七原と、典子は森の中に逃げた。

でも武器はアーミーナイフとブーメラン(ハズレかよ!)

七原と典子は、クラスメートを信用できるかと悩む。

たった一人になるまで、みんなが殺し合うんだと、二人で話していた。

まっすぐに生きるエネルギーに溢れている七原と、

生きて脱出しようと話すシーンは、

(あぁ、絶望だけの漫画じゃないか)とホッとしました。

少しずつクラスメートの過去や、

性格なんかが折り込まれているため、

42人の中からお気に入りが何人か出来て、応援しちゃいますね。

私は、杉村くんと、このずっとあとに出てくる女の子が、

ようやく一緒に行動できたところが、すごく好きです。

信じることの大切さ、また難しさが、よくできている作品で、

大好きで何度も何度も小説、漫画、映画をみてきました。

死にたくない。やってくる死、なにもしなければやっぱり死しかない。

とにかく生きろ!

走れというメッセージ性の作品ですね。

人間性のない人間だと、知人の誰かさんが言っていました。

評価は人それぞれです。賛否両論に分かれると思います。

でも作品のテーマは強く賛同するよ、だそうで、

バトル・ロワイアルの話を当時したのを思い出しました。

やつは、元気にしているだろうか?・・・ムムム。

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